株式会社SYNAPSE様インタビュー 

南九州初のインターネットサービスプロバイダ(ISP)としてインターネット黎明期よりサービスを展開されているシナプス様。鹿児島ベンチャーの大先輩にあたるシナプス様との取り組みは、シナプス様のネットワーク、インフラの強みとリリーのアプリケーション開発力が融合したものとなり、うまくシナジーを発揮できた案件になったのではないかと思っています。

今回は、シナプス様が企画し、リリーが開発を担当したオンラインビデオコミュニケーションアプリ「YOMA」の企画者である菊永さまと、現在進行中のシナプス様のサイトリニューアルの案件に携わっていただいている牧さまのお二方にご参加いただき、シナプス様とリリーとの取り組みについて、リリーのWEB担当がインタビューさせてもらいました。

リリーを知ったきっかけ

リリー社員:シナプスさんとは今まで、共創型でアプリ開発を行っていたり、現在も、HPリニューアルで関わらせていただいておりますが、改めて、リリーを知ったきっかけについて教えていただきたいです。

シナプス菊永さま:WEBのプロフェッショナルとしての噂を聞いて知っていたという印象です。プロバイダーという仕事柄、お客様のホームページでリリーさんが手掛けたものを見ることもあって、技術力もあり、WEBを手がけるリリーという会社があるということ知っていました。

シナプス牧さま:私がプロジェクトの一員として関わるのは、現在進行中のホームページリニューアルが初めてですが、アプリ開発で当社の技術部とリリーさんの交流があり、「リリー」「野崎さん」というお名前をよく聞いていました。社内の、技術の知見のある社員達が「すごい会社、凄い社長」とよく言っていたので、凄いんだろうなと思っていました。プロのエンジニア軍団という印象がありました。

リリー社員:そうだったんですね。そういったきっかけでリリーを知りつつ、実際にお仕事をご依頼いただくまでは、どういった流れだったのですか?

シナプス菊永さま:私達がリリーさんと一緒に作ったのは、『SALTE』と『YOMA』という2つのアプリサービスなのですが、先に進行していたのが『SALTE』の方で、その開発の評判を聞いて、『YOMA』もぜひリリーさんと一緒に作りたいという流れになりました。どちらのアプリも、スマホで完結するものにしたいという思いが強かったので、そこに特化した技術力がある点と、対応のスピーディーさが特に決め手となりました。

シナプス牧さま:当社では、何年か前から自社サイトについて、「今のサイトではいけない」という声があがっていましたが、社内にはWEB担当が2名しかおらず、ドラスティックな変更はできずにいるという課題を抱えていました。そんな中、『SALTE』と『YOMA』の共創型開発が収束するというタイミングで、今度はそれに代わって、ホームページのお仕事を一緒に共創型で進めていただきたいと考えました。『SALTE』と『YOMA』の開発でのスピード感やクオリティを見ていたのでぜひリリーさんにお願いしたいと思いました。

リリー社員:ありがとうございます。今おっしゃられたように、菊永さんは、『YOMA』という障害者就労支援に特化したビデオコミュニケーションアプリの企画者でおられますが、まず、『YOMA』の軸として、ビデオプラットフォームを選択した理由を教えていただけますか?

シナプス菊永さま:丁度コロナ禍で、仕事や生活の中で直接お会いするのが難しい状況になった時期だったので、対面の代わりになるビデオコミュニケーションは、今後仕事でも生活でも必要になると思ったからですね。

リリー社員:なるほど。では、焦点を障害者就労支援に当てたのはどうしてでしょうか。結構絞られた範囲がターゲット層になると感じたのですが。

シナプス菊永さま:一番困っている人たちに使ってもらうものを作りたかったという思いがありました。いわゆる一般の方は、リモートワークとなった場合に、zoomなどのツールをパソコン、スマホで慣れてきさえすれば使えると思いますが、障害のある方々にはより便利で簡単で安全なものが必要なのではないかと思いました。

リリー社員:そういった思いのもとでの開発だったのですね。『YOMA』の開発時期は私が入社するより前なので、当時を見ていたわけではありませんが、弊社も理念として、あってよかったと思ってもらえるものを作りたいという思いがあるので、菊永さんがそういった考えで新しいものを作りたいと考える方だからこそ、弊社のメンバーも、一緒に良いものを作らせていただきたいと感じたのだろうなと思いました。

出来上がったアプリの評判について

では、実際にアプリが出来上がった際の社内や社外からの評判はどのようなものでしたか?

シナプス菊永さま:アプリを実際に届けた福祉の現場では、障害をお持ちの方々が使いやすいように考えられたデザインのあたたかさに、とても感動していただきました。

また、このようなアプリを、鹿児島の会社が企画し、鹿児島の会社がつくれるという点で驚く声もありました。また、これは、『SALTE』の話になりますが、サービスが終了する際、お客様には他の代替アプリに乗り換えていただくことになったのですが、「『SALTE』以上に使いやすいものはない」というお言葉もいただきました。

シナプス牧さま:『SALTE』も『YOMA』もまずロゴが出来上がった時点で、サービス内容を形にしたデザインといった印象で、ロゴから違う!と感じました。また、アプリの開発当初、関係者しか内容を知らない段階では、社内でも何をやってるんだ?というような見られ方をしていましたが、実際ものが出来上がってくると、何か新しいことをやっているとは聞いていたけどこれはすごい!という声が上がっていました。

では、『YOMA』の開発中や、ホームページリニューアルは現在進行中ですが、実際に、弊社と作っていくうえで、特徴的だと感じる部分はありますか?

シナプス菊永さま:やはり、共創型開発で、一緒に作っていくという点ですね。私は、やりたいことを思いついてもそれを実現する方法がさっぱりわからなかったので、「こうしたい」と伝えて一緒に考えて方法を提案してくれるのはとてもよかったです。共創型の良いところは、違うときには違うと言ってもらえることだとも思っています。

シナプス牧さま:「お客さん」対「作り手」という立場ではなく、同じ目的に向かって一緒につくろうという姿勢でつくっていくのが印象的です。リリーさんは、「こう言われたから、その通り作りました」ではなく、知識のないクライアントが「こうしたい」と伝えたことをきちんと咀嚼して、技術力で表現してくれるという点において、とても信頼感があります。

リリー社員:ありがとうございます。共創型開発は弊社も強みとして考えている部分なので、そう言っていただけて嬉しいです。今後もより一層共創型開発をブラッシュアップしていくためにお聞きしたいのですが、共創型という弊社の姿勢について、改善すべき点はありますでしょうか。

シナプス牧さま:現状でも、改良したほうが良い部分について、ご指摘やご意見はいただいているのですが、もっと、言いづらいこともズバッと言ってもらって大丈夫です!

共創は忖度のしあいっこじゃないと思っているので。お互いに指摘しあって、いいとこどりして、一緒に形を作っていきたいので、なにか気づいた点や、思ったことがある場合は、ビシッと遠慮なくご意見言っていただいて構わないと思っています。それでこそ共創型だと思いますし、それがあるからシナプスが良くなると思っています。

今後の事業展開について

リリー社員:ありがとうございます。シナプスさんとしては、今後の事業展開はどのようにお考えですか?

シナプス牧さま:個人としては、シナプスのサービスに関連したユーザーさん向けのアプリを作りたいと思っています。

例えば、採用などにおいても、学生さんは就活アプリを入れることからという時代です。若年層を顧客として獲得していく上では、やはりシナプスのアプリも必要だと思っています。

リリー社員:そうですね。私も就活のときはアプリを使っていたので、確かに、アプリであることの需要は高いと感じます。ここに野崎がいたら、「ぜひその際はご一緒に!!!」と言っていたと思うので、私が代弁して言わせていただきます。その際はまた弊社と共創の開発をご検討ください。

今後のリリーに求めるもの

最後に、今後のリリーに求めるものについてお聞きしてもいいですか。

シナプス牧さま:現在進行中のホームページリニューアルは、『SALTE』『YOMA』に続いて、3つ目の取り組みです。リリーさんが、鹿児島でもトップクラスのエンジニア集団であることは、『SALTE』や『YOMA』の担当者の話を聞いて感じていましたが、今後それを自ら体感できることをとても楽しみに思っています。アプリ制作の時より、関わるスタッフも多い分、お互い、意見も様々出し合いながら、良いものにしたいと思っていますので、今まで通り、忖度の無いご意見とご協力をよろしくお願いします!